
完璧じゃないから愛おしい。はじめたての編み物時間を描くコミックエッセイ『あめばあむほど好きになる』
空前の編み物ブーム。街中でSNSで編み物を楽しむ様子をよく目にするようになりました。今回はブームの最中にある編み物を楽しんでいるコミックエッセイを紹介します。編み物を楽しんでいる方だけでなく、普段はほかの手芸ジャンルで作品づくりをしているけれど最近編み物も気になるという方にもおススメです。
あらすじ
編み物ってこんなに自由!カラフルで楽しい編み物コミックエッセイ。
イラストレーター・マンガ家のまつざきしおりさん初となる編み物コミックエッセイで、編み物を始めたばかりの頃の日々を描いています。
編み図が読めなくても、不器用でも大丈夫。編み物初心者の著者と一緒に、自由で奥深い編み物の世界をのぞいてみませんか?
毛糸のようにカラフルな全ページフルカラー仕様で、“編みたいものを編む楽しさ”をたっぷり収録しています。「まずはこれだけ知ればOK」な、かぎ針編みの基本解説も充実。
世界にひとつだけの「かわいい」を作る楽しさが詰まった一冊です。
『あめばあむほど好きになる かぎ針編みはじめました』まつざきしおり著(KADOKAWA)
はじめたてのドキドキとワクワク感

本作は著者であるまつざきしおりさんが編み物をはじめるところからスタート。
編み物への憧れはあるものの、編み図を読むのは難しそうだと苦手意識も持っていたしおりさん。ある日たまたま出会った編み物歴1ヶ月の方に、「編み図が読めなくても編み物は出来ますよ」と言われたことがきっかけで編み物の世界に1歩踏み出します。
まずはシンプルなコースターからはじめました。初めて作品が完成したシーンで描かれた作品の完成形のイラストは、ところどころ形が歪な部分も見受けられます。作品は完璧な仕上がりでないけれど、作り手にとっては愛しいもの。編み物ではありませんが、筆者も趣味で続けているハンドメイドでは作品に失敗したところがあってもお気に入りになることがあります。完成した時の嬉しさ、さあ次はどんな作品にチャレンジしてみようかと想像するワクワク。それらをしおりさんとともに感じることが出来るエッセイです。
はじめてみたくなる解説
『あめばあむほど好きになる』を読んで編み物を始めたくなった方に寄り添うような、初心者向けの解説がふんだんに掲載されているところも魅力的。
かぎ針の太さや毛糸の種類の解説はもちろん、毛糸のラベルの読み方といった店頭で実際に選ぶ際に便利な情報も紹介されていて作ってみたくなったらすぐに始めることが出来ます。
いずれの情報もエッセイコミック同様フルカラーで、しおりさんの楽しそうな様子につられて編み物を始めてみたくなる1冊です。
さいごに
完成形の美しさだけでなく、つまずいたり悩んだりする時間さえ愛おしく描かれていて、ページをめくるたびに「編み物を始めてみたい」と思わせてくれる。編み物へのハードルをふっと下げてくれる本作。読後にはきっと、毛糸売り場をのぞきたくなるはずです。ぜひ制作の合間や息抜きにチェックしてみてください。
『あめばあむほど好きになる かぎ針編みはじめました』まつざきしおり著(KADOKAWA)
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