はじめてのZINEフェス出展をレポート!後編/当日編
目次
- 1.会場設営のお手伝い
- 2.ブースの設営
- 3.ついに開場!
- 4.お客様とのふれあいが尊い
- 5.用意して便利だったもの
- 6.さいごに
ある・みるメディアでもこの春から度々記事にさせていただいているZINE FESTへの出店レポート。準備編に続き、ついに当日編です。
会場設営のお手伝い
前編の通り、ひとりでブースに立つ参加者は開場前に会場設営のお手伝いがあり、ふたりで参加をするブースよりも早めに集合となりました。会場である東京都産業貿易センター (台東館)は、最寄りの浅草駅から少し離れているため集合時間に余裕をもって駅に到着。しかし緊張のあまり、改札を出た後に地上へのエレベーターを探せずしばらく迷子になってしまいました。取り敢えず適当な出口から地上に出て、少し遠回りをしながらスカイツリーを横目に見つつ急ぎ足で会場へ!

なんとか集合時間の少し前に会場に到着し、ほっと胸を撫で下ろしました。



集合場所には既に参加者が何組か待機していて、設営前のがらんとしたフロアにはこれから設置をする折りたたみの机や椅子が専用の台車に置かれています。

ほどなくして運営メンバーから指示があり、設営のお手伝いについて説明が始まりました。見本として置かれたテーブルを目安に、4名で1つのテーブルを設置。ひとり出店同士、もちろんお互い初対面での作業ですが、そこかしこで声を掛け合い協力しあっていることがわかります。それがまるで文化祭の準備のような雰囲気で、ワクワクしながら動いている内にあっという間にテーブルのセッティングが完了。続いて椅子を並べたり列番号が書かれた用紙を目印として指定のテーブル脇に貼り付けたら設営も完了。それぞれ自分のブースに散らばり、今度はブースの設営に移ります。
ブースの設営
この日のディスプレイはこんな感じ。

ブース側はこう。

什器のほとんどを100円均一のアイテムで揃えました。ディスプレイ用に持ち込んだものは下記の通り。
・テーブルに敷くための布
今回借りるブースのテーブルのサイズ(90×90㎝)に合わせてテーブルに敷く布を用意。表紙を邪魔しないベーシックなペールブルーで、ファッションがテーマのZINEとの繋がりをイメージしたシャツのような風合いの生地を選びました。
・キッチン用折りたたみラック
高さ出し用も兼ねて。天面はバッグ用の底板(100円均一で購入)に木目のリメイクシートを貼っています。ラックの下には在庫を忍ばせます。
・見本用のイーゼル(本の種類分)
表紙や中身を見せて展示するためのイーゼル。
見本の冊子には直接「見本」と書いたPOPを貼り付け、見本とわかるようにしました。
・POP各種
今回はクラフト紙に手書きしました。
ついに開場!
ブースの設営後はそれぞれ出店者の受付を済ませ、出店者用のリストバンドを身につけます。

開場を告げるアナウンスが入ると拍手がおこり、早速お客様が会場内に入ってこられました。通路を行き来するお客様を眺めているだけではブースに立ち止まってくれません。呼び込みをしようと思うのですが、いざとなるとなんと声をかけて良いかわからないもの。はじめは「こんにちわー」とか「お立ち寄りくださーい」とだけ言っていたのですが、せっかくなのでなんのZINEを売っているブースなのか内容などを簡潔に、「メンズライクファッションについてのZINEです!」「性別問わずも楽しんでいただけます!」という呼び込みに変更すると立ち止まったり手に取ってくれる方が増えました。
お客様とのふれあいが尊い
開場後しばらくは全く売れないかもと不安に駆られていましたが、実際に手にしてくれる方や購入してくれる方と対面すると不安はどんどん晴れ、気付けば楽しさの方が上回っていました。特に今回販売したZINEのテーマが普段愛好しているファッションだったので、共感のお言葉をいただけたのが何より尊くて。ZINEを通してコミュニケーションをとる場面は嬉しかったし、参加してみて良かったと心から思いました。
ある・みるメディアでハンドメイド作品の販売をしている方に向けて記事を何度も書いてきましたが、作家の皆さんもこんな気持ちで販売していたのかなぁなんて考えたりしました。

用意して便利だったもの
前述のディスプレイ用以外に持って行って良かったものもご紹介します。
・離席中ボードと布
離席であることを知らせるためにボードを作成して持っていきました。
A4サイズで出力、同サイズの硬質カードケースに入れて離席の際に掲出。離席の際は商品にかけておく布もあると便利です。筆者はフェイスタオルを代用しました。
・おつり用のポーチ
お釣りのお札、小銭はそれぞれ別のポーチに分けて管理しました。
・ボディバッグ
お手洗いなどでブースから離れる際、おつり用のポーチや貴重品を入れて持ち歩くのに使いました。
・ドリンクホルダー付きのキャリーケース
ドリンクホルダーが付いたキャリーケースで荷物を運び入れたのですが、これが意外に便利でした。在庫や敷いた布が濡れる心配がないのでお勧めです。

その他
・白紙のPOP、ダブルクリップ、養生テープ
予備のPOPは養生テープでダブルクリップの持ち手部分に貼り付けると簡易なPOPスタンドになります。ブース設営後に追加で思ったよりも説明不足に感じ、POPを追加で手書きして使ったので持って行って良かったです。
・筆記具、メモ
・ゴミ袋(コンビニ袋など)
・おにぎりやパンなどのにおいの出ない軽食(夏場の参加は食中毒にも注意)
・飲み物
さいごに
たくさん売れた!とは言えない結果ではありましたが、売れた冊数よりも気持ちの面で持ち帰るものが多い一日でした。会場の設営や、ブースによっては来場者の受付といったお手伝い、閉会後には周囲の出店者の方と声を掛け合ってテーブルの撤収など、周囲と協力する場面があるのも、文化祭のようで筆者は楽しかったポイントです。
ぜひ今後もZINEを作りたいし、ZINEフェスへも参加したいと思います。
全国で開催されていますので、ぜひ来場や出展を検討してみていただきたいです。
