はじめてのデザフェスへ デザインフェスタvol.63 初出展ブースピックアップ
ジャンル・年代・活動拠点を問わず、多様な作家が出展しているデザインフェスタ。参加経験を重ねている作家もいれば、今回が初出展という作家ももちろんいます。今回はアジア最大級のこの場所を目指して、デザインフェスタvol.63がデザフェス初出展というブースをご紹介。初出展にかける思いや、初出展に際し工夫したことなど。それぞれの“初出展”を、ある・みるメディアが覗かせていただきました。
※出展名は敬称略にて掲載いたします。
furafu | 夜のかけらのアクセサリー
奈良からお越しとのことで、会場へ到着されるまでもドキドキ、開場してからもドキドキのドキドキ続きと話すfurafuさん。

作品のテーマである「夜のかけら」イメージが、デザインフェスタならではの「暗いエリア」での出展と親和性が高いのではと感じていたため、デザインフェスタへ出展してみたいと考えていたそう。
「夜のかけらアクセサリー」は、天然目にアクリルで着色し、ラメを施している。暗いエリアでライトを受ける様子は、着色部分の色みを深くし、星空のようにラメが光を反射していて、夜をそのまま千切って形にしたかのよう。文学的な雰囲気を持つ素敵な逸品でした。




Instagram:https://www.instagram.com/furafu_accessory/
kurumi
出展経験のある学生時代からのご友人と合同で出展していたkurumiさんは、ハンドメイドを扱う販売イベントへの出展自体も初。

大学ではものづくり───特にテキスタイルを先行して学んでおり、当時からフェルトなどの柔らかでふわふわな感触の素材を好んで制作されていたとのこと。今回も思わず手に取りたくなるふわふわなフェルト素材のブローチやポストカードを展示・販売されていました。


デザインフェスタへはこれまで来場客として何度も足を運んでいたそうで、今回は出展側も初体験。来場客側も出展側もどちらも楽しい!と笑顔で答えてくださいました。
Instagram:https://www.instagram.com/kuruminomono/
harikokko
以前ある・みるメディアでインタビューをさせていただいたharikokkoさん。

なんと今回デザインフェスタへ初出展とのことで、改めてお話を伺いました。店舗とはまた違う、かわいくて縁起の良さそうな張り子たちが並ぶ華やかなブースです。


これまで何度もイベントへ出店してきた中で、デザインフェスタのことは出店者同士の会話でよく耳にしていました。「次のデザフェス出られます?」「今回抽選落ちちゃって」など、デザインフェスタ出展の当落について挨拶のように交わされているのを目にし、気になるように。今回は出展経験のあるご友人とともに、ブースを並べて出展しました。
「ホールの入口から比較的近い立地なのでよく手に取ってもらえてます!」とのことですが、きっと立地だけでなく作品の魅力も手に取っていただけている理由であると感じます。
Instagram:https://www.instagram.com/chihiro__inoue/
心を和ませるユルかわいい魅力 張り子作家、harikokkoの世界
【前編】https://arumiru.com/post/0922-4
【後編】https://arumiru.com/post/0929-2
吉岡美緒
陶芸作家の吉岡さん、普段は作品をギャラリーに置いてもらっているそうです。少し前に初めて出店したハンドメイド販売のイベントで、対面でお客様に直接手に取って喜んでもらう楽しさを知り、デザインフェスタへも初挑戦!

以前は一色の釉薬で仕上げる手法で制作していましたが、今は複数の釉薬を使った手法をメインに制作しています。以前スランプに陥った際、焼き上がりの予想が難しい複数の釉薬を使った手法を取ってみたところ、「こんな風に仕上がったんだ!」とワクワクしながら窯から取り出していた頃をふと思い出した。それがスランプを脱するきっかけにもなったとのことで、今の作風への思い入れにもなりました。落ち着いた色味の釉薬が使われていますが、どこか躍動感やワクワクする心の機微を感じる器たちでした。



Instagram:https://www.instagram.com/_miomiomi/
アイマスク専門店 upgrand
作家ご自身が睡眠コンサルタントをされているアイマスクを専門に扱うupgrandさんは、宮崎からの出展です。

アイマスクを専門的に扱うようになったきっかけは、ご自身が眠れなくなってしまった時期があったことでした。
シンプルなデザインからかわいらしい柄物、コミカルなアニマルモチーフなど幅広いデザインで使う人を選びません。内側にはベビー用の肌着に用いられるコットンを使用していて、とても柔らか。ふかふかの肌触りで眠気を誘います。



遠距離からの出展なので、コンパクトに折りたためる什器で参加。なんとこのブースの什器と商品が丸っとひとつのスーツケースに収まってしまうのだとか。
WEB:https://upgrand.theshop.jp/
さいごに
今回お話を伺った作家のみなさんは、活動歴やジャンルこそ異なるものの、ひとつの挑戦としてデザインフェスタへ初の出展を果たしていました。初出展に限ったことではありませんが、遠方からの出展者が珍しくないのもアジア最大級を誇るデザインフェスタならでは。
デザインフェスタに集まる出展者と来場者の「好き」のパワーは、自分の表現を誰かに届ける場であり、誰かの表現に触発されることで、自分の表現と改めて向き合う場でもあるのではと思います。出展常連の作家も、誰もが初出展の回が必ずあるものです。もし「いつか出てみたい!」と思っているのであればその気持ちをぜひ大切に。今回ご紹介した作家のみなさんのように初出展の第一歩を踏み出すことで、自分自身の中にある「表現」の新たな一面に出会うきっかけとなるかもしれません。

