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編集部より
私たちは日頃から、手づくり作家さんや地域で活動する方々の「想い」に触れる機会があります。
今回ご紹介するのは、2026年に50周年を迎える有田焼の窯元・しん窯青花様と共に進めている記念プロジェクトです。
なぜ私たちがこのプロジェクトに取り組むのか。
なぜクラウドファンディングという形で挑戦するのか。
その理由は、一枚のシャツを作ることよりも、その背景にある「人に寄り添うものづくり」の精神を未来へつなぎたいと思ったからです。
これから4回にわたり、プロジェクトに関わる人々の物語をお届けします。

第1回 しん窯青花50周年の物語
50年。
それは、一つのものづくりを続けるにはとても長い時間です。
暮らしが変わり、人々の価値観が変わり、時代が移り変わる中で、変わらず器を作り続けることは決して簡単なことではありません。
佐賀県有田町にある「しん窯青花」は、2026年に50周年を迎えます。
青花の器は、手描きの染付による温かみのある絵柄と、日々の暮らしに寄り添う使いやすさで、多くの人に愛され続けてきました。
私たちもまた、その魅力に惹かれた一人です。
けれど、青花に惹かれた理由は、器の美しさだけではありませんでした。
青花ブランドの歩みを知る中で、私たちが心を動かされたエピソードがあります。
それは、一人の身体障がいのある方に、自分自身で食事をする喜びを感じてほしいという想いに応えて開発された「すくい易い器」です。
この器は、有限会社でく工房からの依頼を受けて生まれました。
どうしたら自分の力で食事をしやすくなるのか。
どうしたらもっと使いやすい器になるのか。
使う人の立場に立ちながら試行錯誤を重ねる。
そこには単なる器づくりではなく、「人に寄り添うものづくり」がありました。
そして、その考え方は後の青花ブランドへと受け継がれていきます。
美しい器を作ること。
品質の高い器を作ること。
それももちろん大切です。
けれど青花が50年間大切にしてきたのは、それだけではありません。
使う人の暮らしに寄り添うこと。
誰かの困りごとに耳を傾けること。
器を通して日々の生活を少し豊かにすること。
私たちは、その姿勢に深く共感しました。
今回、私たちが50周年記念プロジェクトに取り組むことになったのも、この想いを未来へつないでいきたいと思ったからです。
50周年という節目をお祝いするだけではなく、その背景にある物語や、ものづくりへの想いも届けたい。
そんな願いから、このプロジェクトは始まりました。
そして、その想いから生まれたのが 50周年記念シャツ・ブラウス「Harmony」です。
なぜ器ではなく、シャツだったのか。
なぜ「Harmony」という名前になったのか。
その裏側には、多くの人とのつながりがありました。
次回は、「Harmony」が生まれるまでの物語をお届けします。

