ふんわり心地いい。韓国生地「ヌビ」の魅力をのぞいてみよう
K-POPやコスメ、旅先として人気の韓国。ハンドメイドの世界でも、韓国で販売されている生地や毛糸は、洗練されたデザインや絶妙な色みが支持され、近年人気を集めています。
今回ご紹介するのは、韓国で古くから愛されてきた「ヌビ」と呼ばれる伝統的な生地。韓国素材に興味がある方や韓国旅行を予定している方は、ぜひ一緒に「ヌビ」の魅力を見ていきましょう。
ヌビってなに?
「ヌビ(누비)」とは、韓国で古くから受け継がれてきた伝統的なキルティング技法、またはその技法によって作られた生地のことです。表地と裏地を重ねて、間に綿を挟み等間隔に縫い合わせて仕上げます。丈夫で保温性にも優れていることから、韓国では古くから暮らしの中で親しまれてきました。
ヌビとセットで耳にすることの多い「イブル(이불)」は、韓国語で「布団」をという意味の言葉。日本ではヌビ生地を使ったキルトやマットなどを「イブル」と呼ぶこともありますが、あくまでも「ヌビ」は生地や技法を指す言葉であってヌビ=イブルではなく、異なる言葉です。
ヌビは寝具やマット、マルチカバーといったインテリアだけではなく、チマチョゴリやベストなどの衣類にも用いられています。ふんわりとしたやさしい生地の風合いと機能性を兼ね備え、現在でもさまざまなアイテムに活用され親しまれています。
お土産としても人気のヌビ
ヌビを使ったアイテムは韓国土産としても人気を集めています。特にバッグは「ヌビバッグ」と呼ばれ、近頃のヌビを使ったアイテムの代名詞となっており、メインに扱う店舗もあるほど。ほかにもポーチやスリッパなどの小物もメジャーなヌビ製品です。
手芸用品や素材に関する店舗の多い東大門総合市場(トンデムンジョンハプシジャン)や、広蔵市場(カンジャンシジャン)といった市場では完成品のバッグやポーチだけでなく生地の状態で購入出来る場合もあるそうです。

作るならこんなアイテム!
ヌビの生地が手に入ったらどんな作品を作ろうかと考えるのも、楽しみのひとつ。どうせならふんわりとしたクッション性のある生地の特徴を活かしたアイテムを作りたいものです。
裁縫の定番アイテムでもあるバッグやポーチ。何度も作ったシンプルな形状でも、ヌビ特有の立体感が加わることでいつもとはまた違った雰囲気に仕上がってくれるはず。クッション性を活かしてタブレットケースやブックポーチにしても良さそうです。
本国で布団の素材にも使われているヌビは、インテリア小物にももちろんぴったり。縁にパイピングをあしらえばマルチマットに。薄いクッションにすれば座面に映えるチェアパッドになります。あたたかく暮らしを彩ってくれるティーマットやコースター、ポットカバーといったテーブルウェアもおすすめです。
身に着けるアイテムに仕立てれば寒い季節に活躍してくれます。部屋着の上から羽織るベストや上着など実用性と心地よさを兼ね備えた一着は、冬のおうち時間のおともにいかがでしょうか。

さいごに
暮らしに寄り添い、古くから韓国で親しまれてきたヌビ。伝統的な生地でありながら現在もお土産として国外からも愛されている素材です。
旅先で出会った生地が、新しい作品づくりや趣味につながることもあるもの。
直接韓国に足を運ぶことが難しい場合でも、近頃は韓国素材自体の人気が上がったこともありヌビを輸入販売している手芸店やオンラインの販売サイトもありますので、ぜひ出会った際には手に取ってみていただきたいです。

