推しを錬成!? 推しぬいを作ってみた
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ここ数年、国内外のアイドルやアニメなどのキャラクターを模した「推しぬい」が大人気です。今回はそんな人気の推しぬいの手づくりに挑戦してみました!
「推しぬい」をつくる
お家や休日のお出かけ先、会場等の推し活現場などで連れて歩いて楽しむ、推しにそっくりの「推しぬい」。公式からの発売はもちろん、K-POPアイドルファンの界隈では希望者を募り業者に発注して制作している場合もありますが、公式非公式問わずぬいが売られておらず悔しい~! なんてことも。筆者の推しも公式でも非公式でも販売されておらず、推しのぬいを連れて歩くためにぬいの手づくりを決意しました。
ぬいの手づくりに必要なもの
ぬいの手づくりのための型紙は本で売られていたりWEBで配布されていたりしますが、筆者が使用したのは株式会社清原から発売されている「ぬいのボディ(Msize)」。予めボディも頭も縫われていて素体として扱うことが可能なため、ぬい作り初心者にはかなりおススメです。
髪型の成形には、同じく株式会社清原の「ぬいのウィッグ型紙BOOK」を使用。型紙付きでつくり方が丁寧に書かれていました。ウィッグ用の布は「ぬいクロスボア」というぬいによく使用されている布を購入。
ぬいの命と言っても過言ではない大事な顔のパーツ。公式非公式問わず刺繍されていることが多いのですが、素体は刺繍に向きません。なので今回は直接刺繍せず、こちらも同社販売の「ぬいフェイスワッペン」を使いました。
ウィッグを作ってみよう!
まずは髪、ウィッグから。「ぬいのウィッグ型紙BOOK」から坊主頭を作って前髪を後付けするタイプの「横わけショート」という型紙を、より推しに似せるためにアレンジしました。紙に型紙を写し、シャープペンシルで形を整えます。推しの襟足は刈り上げられていることが多いので、ジグザクの襟足を真っすぐに。横わけの前髪をセンター分けにしました。紙の段階でカットし、ぬいのボディに当てて微調整を繰り返して型紙の完成。
型紙をぬいクロスボアの裏面に写し、カット。養生テープを使って、カット時に出たボアのクズを丁寧に取り除き、手縫いしていきます。ぬい方は型紙BOOKに習い、半返し縫いで仕上げます。前髪はアイロン接着シートで生地二枚を表裏で接着し、型紙に合わせカット。ボアのクズを取り除きます。坊主頭を被せた状態で、次の工程である顔パーツに進みます。

ぬいの命顔パーツ
顔パーツはアイロンで貼り付ける前に、油性ペンで原作や本人のイメージに合わせて、着色していきます。インクが糸に沁み込み少し滲むので、油性ペンの細い方を使うと便利でした。
顔をぬいボディの顔部分に置いて位置を調整。キャラクターや本人に似るかどうかはこの作業が肝。目やまゆ毛の角度、口の高さ……前髪も置いてみたりしながら、時間をかけて決めました。慎重に位置を決めましょう。位置が決まったら、マチ針で留めていきます。
留めたままワッペンを少しだけ浮かせ、ヘラを使って布用接着剤を少しだけ塗布。アイロンをした際にズレない程度に接着が済んでから、アイロンでしっかり接着。アイロンはサイズの小さいものがおススメですが、大きいものしかない場合はアイロンの端の方をあてて少しずつ丁寧に接着しましょう。
仕上げに前髪含めウィッグを布用接着剤で接着し、完成です。
さいごに
ずっとほしかった「推しぬい」の完成! 初めてのぬい制作で不安もありましたが、ぬいのボディとフェイスワッペンのおかげで簡単に、満足なクォリティでぬいを作ることが出来ました! 限られた顔のパーツから選ぶので顔が似るかも不安でしたが、思ったよりも似ている気がしますし、なにより自分で作った事で愛着もさらにアップした気がします。
推しのぬいを作ってみたい方はぜひお試しください!
使用した商品
・ぬいのボディ(Msize)
・ぬいのウィッグ型紙BOOK
・ぬいクロスボア
・ぬいフェイスワッペン
販売元:株式会社清原