ほんとうに簡単?パンチニードルを初体験!
ひと針ひと針針を進めていく様子や、ループカットをする際のサクサクという軽快な音がASMRとしても人気のパンチニードル。
今回は筆者がそんなパンチニードルを初体験した際のことをまとめてみました。SNSなどで見て気になっているかたはぜひご覧ください。
はじめてはSeriaのパンチニードル
SNSがきっかけでパンチニードルに興味を持っていたものの、専用道具を一式揃えるにはそれなりの金額がかかるのではと二の足を踏んでいたところ、100円均一チェーンのSeriaで専用ニードルが発売。たまたま店頭で見かけたことをきっかけに筆者はパンチニードルの世界へ踏み出しました。
この時購入したものは
・パンチニードル 刺繍糸用
・竹製刺繍枠 9㎝
の2点。合計220円の初期投資でした。
ぬいぐるみ用衣装作りを趣味にしていた関係で布も刺繍糸も自宅にあるものを使って練習をと考えていたのですが、このあと後悔することに。
見よう見まねで開始
SNSで初心者向けの動画を検索し、見よう見まねで初体験。
刺繍枠に布を張り、ニードルのパッケージの記載をたよりに刺繍糸をニードルにセット。「ぷつ、ぷつ…」と静かに刺していくイメージでいましたが、実際は「バツッ!バツッ!」と力を入れなければニードルが布に刺さりません。引き抜く力も最初は強すぎたのかSNSで見たようなループは出来ず、糸が完全に抜けてしまい何度やり直しても、ただただ布に無残な穴が開いていくだけ……
すぐ様初心者向けの動画を複数参考にして、
・針は付け根までしっかり差し込む
・ニードルを抜くときはゆっくり
・ひとつ前の目を指で押さえる(サポート)
・針先の向きは出ている糸が進行方向と逆に向くように
・ニードルを引き抜いたら針先を布に滑らせるように動かす
・ニードルと毛糸玉の間は糸に余裕をもたせる
など気を付けながらひたすらに練習しました。少しずつ手が慣れてきてループが作れるようになったところで手が痛くなってしまいギブアップするまで、およそ2〜3時間ほど。ループは長さがバラバラで、刺繍糸は毛糸に比べ細いのでカットしてみても針を刺す間隔が不揃いでムラが目立ちます。
もっと簡単なものかと思っていたのですが、はじめは随分手こずりました。
初心者だからこそ道具が大切
調べるとニードルを購入したSeriaではパンチニードル用の布も販売しているとのこと。抜き差しする力が必要だったのは布との相性もあるのかもと考え、専用布と毛糸も追加で購入しました。
そしてSeriaのニードルよりも針の細いクロバーのフリーステッチニードルと極太用針先(替え針)、ついでに反り刃のカットワーク用のハサミもAmazonで購入。
改めて道具を揃え、再チャレンジです。専用布に、毛糸をフリーステッチニードルで刺していきます。Seriaで販売されていたニードルはストレートで起伏のない細い形状で苦戦しましたが、フリーステッチニードルは持ちやすい形状になっていて針も細いため、差し込む時も針を引き抜く時も力が要りませんでした。布との相性も良いように感じます。そのせいか初心者の筆者でも、ループが作りやすく仕上がりもきれい。刺繍糸ではなく毛糸を使用したことで糸が太い分刺繍糸よりもムラが目立ちません。
初心者だからこそ、扱いやすい専用の道具を購入した方が良いのだなと改めて痛感した初体験でした。
さいごに
あくまで筆者の感想ですが、Seriaの専用ニードルは安価で手を伸ばしやすい反面コツが必要で、本当の初心者にはかえって扱い難く感じました。Seriaの専用ニードルは筆者もはじめは扱い難いと感じましたが、クロバーのフリーステッチニードルで手の動かし方に慣れてからならば、Seriaのニードルでも少しずつループがきれいに作れるようになりました。針がクロバーのフリーステッチニードルよりも太いので、少し太めの毛糸を使いたい際にオススメです。手の動かし方に慣れてからは使用する毛糸の種類が増えればその分作品づくりの幅も広がります。
まだまだはじめたばかりの初心者なので、これからも練習を重ねて作品作りを楽しんでいきたいと思います。