デジタルデトックスにはハンドメイドでアプローチ
気が付くとついつい触ってしまう、スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器。SNSやデジタル機器との距離感は現代人の悩みのひとつといえるでしょう。今回はデジタル機器と距離と「デジタルデトックス」について、ハンドメイドを趣味にする視点から考えていきたいと思います。
デジタルデトックスって?

スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル機器と距離をおくこと。一定期間距離をとることで脳や身体の負担軽減や、勉強・仕事や作業などのタスクへの集中力と能率のアップにつながるといわれています。
2024年に行われたLINEリサーチの調査によると、10代から60代の47%、およそ半数が「デジタルデトックスをしてみたい」と回答していて、年代別では10代で60%、20代で57%、30代で51%と半数以上の方がデジタルデトックスをしたいと感じています。デジタルデトックスの方法としてやってみたいことの第一位は「触らない時間や過ごし方を意識する」ことで、全世代でTOPにランクインしています。
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/44376842.html
出典:LINEリサーチ
過ごし方の提案としてのハンドメイド

デジタル機器を触らない過ごし方として、ある・みるメディアとしてはやはりハンドメイドがおすすめです。ハンドメイドで作品づくりに集中していると、思っていたよりも時間が過ぎてしまっていることがよくあります。既にハンドメイドを楽しんでいる読者のみなさんは、心当たりがあるかもしれませんね。一定時間スマホを触らずに過ごすことが出来るので、デジタルデトックスにぴったりです。もちろん作り方を見るために使うことはありますが、あくまでも目的のある使い方であれば、「なんとなく」ではありません。慣れてくると作り方を見る機会も減るので、それに伴いスマホを触る機会の減少も見込めます。
さいごに
昨今、編み物がブームになっていますが今回のブームの中心はZ世代といわれています。ブームの火付け役がK-POPのアイドルや韓国ファッションの文化であり、Z世代の流行に沿っていたことが要因ですが、偶然にもちょうどデジタルデトックスをしたいと感じている人が多い年代の中にはZ世代も含まれています。もしかしたら編み物が韓国文化の流行とデジタルデトックスを兼ねていたことで、Z世代のニーズと親和性が高かったのではとも考えられないでしょうか。
これからハンドメイドをはじめる方にも、既に趣味にしている方にも楽しみながら出来るデジタルデトックスとしての作品づくりがおすすめです。いつも楽しんでいるハンドメイドも、デジタルデトックスとして取り組んでみてはいかがでしょうか。