色をテーマに作品作りをしてみませんか黄編
この記事を読むことで得られるメリット
この記事を読むメリットは以下の2つです。
・黄色の持つ基本的な意味や特性がわかる
・黄色の効果を作品に取り入れるアイデアがわかる
ぜひこの記事を読んで、青色をテーマにした作品作りに挑戦してみませんか?
黄色の持つ意味や特性
黄色の基本的な意味
有彩色の中で一番明るい目立ちやすい色のため、危険・注意・警告などを伝える時に用いられることも多い黄色。青紫の対比色(補色)で、シアン・マゼンタと共に色の三原色の一つでもあります。
黄色の意味には様々なものがあります。
自然物では、「太陽」「光」のイメージを表します。現象としては、ポジティブなものとネガティブなものに分かれます。
ポジティブなものでは、明るさ、楽しさ、エネルギー、輝き、元気、活発、幸せ、喜び、オープン、開放的、独立、自己主張、知性、知識を探求する、好奇心を満たす、精神的刺激、コミュニケーションを円滑にする、行動を活性化するなど。
ネガティブなものでは、危険、緊張、不安、軽率、周囲との不調和、エゴイスト、孤独、神経質、傷つきやすさ、などが挙げられます。また顔色が青いや青ざめるなど、体調の悪さを表したりもします。青二才や青田刈りなど、未熟な事を指す時にも使われることがあります。
第3チャクラ(ソーラープレクサスチャクラ)の色でもあり、「自己の確立」「人生の方向性」といった意味を持っています。
国ごとに違う黄色の意味
黄色の意味は国や地域、宗教などで意味が全く変わることがあります。アメリカ合衆国では、黄色のイメージは日本とほぼ変わらないようですが、「イエロー」を使った慣用句がいくつかあります。「黄色いお腹(yellow belly)」は「臆病者・弱虫」という意味、「イエローキャブ(Yellow Cab)」は「交通機関・輸送」という意味で、交通機関に黄色が使われることも多いです。「イエローリボン」は「兵士(愛する人)の帰りを待ちわびる」という意味です。
このイエローリボンは他の国では違う意味があり、シンガポールでは「前科持ちの人の社会復帰支援運動」、マレーシアでは「自由を願う」などの意味を持つシンボルとして使われています。
タイでは産まれた日の曜日を大切にしており、黄色は月曜日の色です。タイの現国王のプミポン国王の誕生日も月曜日のため、彼の誕生日(12月5日)には国中が黄色に染まるそう。
ヨーロッパでは黄色はポジティブな意味では「希望・楽しみ・幸せ」などがありますが、ネガティブな意味では「危険・臆病・弱点」などがあります。またヨーロッパで盛んなキリスト教では黄色は「裏切り・詐欺」などのイメージがあるようです。また道化師が着る色ともされています。
中国ではポジティブな意味では「高貴な人(皇帝や僧侶)が身につける色、お金、金運、中立、最も美しい色」といったものがあります。一方ネガティブな意味では「堕落する・猥褻・アダルト」といったものも。「おじゃんになる・おながれになる」という意味の中国語も連想させるため、結婚式では避けられる色だそうです。
このように、黄色は良い意味を表す国も多いですが、一方で国によってはマイナスな意味を持つ色でもあります。海外向けの作品を作る際などには、その辺も考慮してデザインすることが大切です。
黄色の効果を作品に取り入れるとしたら?
一般的に、黄色は暖色に分類されます。ただし、とても明るい黄色は寒色として扱われることがあります。黄色は大きく分けるとイエローベースのウォーム系と、ブルーベースのクール系に分類されますが、明るい黄色はクール系に含まれます。つまり黄色はトーンによって暖かくも冷たくも感じられるのです。
温かみのある作品の中で黄色を使いたい場合は、ウォーム系の黄色を使ってみましょう。柔らかな色合いのものがおすすめ。防寒グッズに使ったり、秋・冬・春のハンドメイドに良さそうです。
反対に涼し気なイメージを出したい時にはパキッとした明るい黄色がおすすめ。軽快で華やかな印象を醸し出すこともできます。クリア素材でバッグを作ったりなど、夏のハンドメイドにもぴったり。
また黄色は注意喚起を起こす警戒色でもあるので、交通安全などのお守りに取り入れたりするのも良いでしょう。目立ちやすい色なので、ハンドメイドイベントなどでブースを目立たせたい時に使うのもありですね。
黄色には、気を付けるべき側面もありますが、基本的には明るく元気で幸せをイメージさせる色です。ぜひ黄色の特性や意味などを理解しつつ、作品や宣伝に効果的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考ページ
・色彩心理学における色の意味・効果|色が与える影響も解説(キャリカレ)
・黄色(イエロー)~カラーセラピー色の意味と色彩象徴(WHITE-TARA)
・第3チャクラ(ソーラープレクサスチャクラ)|特徴・開く秘訣・アロマやパワーストーン( Timeless Edition)
・「黄色」に対する海外のカラーイメージ:タイ国王の象徴カラー、中国ではアダルトな意味、ヨーロッパでは裏切り(訪日ラボ)
https://honichi.com/news/2016/06/22/kiironitaisurukaigain/
・黄色は暖色?それとも寒色?(仙台/カラー講師による色彩活用のヒント 「色彩力で一歩前進!」)
・「暖色(だんしょく)」はウォーム系のあたたかな雰囲気! 色の特徴やデザインでの活用法を解説!(OCL)
https://topics.ocl-dm.com/warmcolor#%E9%BB%84%E3%81%AE%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95
使用画像
・無料黄色画像
https://www.pexels.com/ja-jp/search/%E9%BB%84%E8%89%B2/
PERSON
ある・みるライター 目玉屋プチプラで様々なハンドメイドをするのが好きなアラサー女子。ゴスロリ服の縫製にハマっている