素材の旅|ベネチアンガラスとの出会い

天然石に夢中だった頃
15年ほど前のことです。
当時の私は、天然石に夢中になっていました。
国内のさまざまな会社を訪ねては、
天然石ビーズを探し歩いていた時期があります。
天然石は、今でも好きな素材です。
けれど、産地や効能の話になると、
どうしてもマニアックになりすぎてしまったり、
少し怪しさを感じてしまったりすることもありました。
「歴史の中で受け継がれてきた素材」を探して
「歴史の中で、大切に受け継がれてきた素材はないだろうか。」
そんなことを考えながら素材を探していたある日、
山梨県(水晶の産地)から静岡へ向かう途中、
偶然目に入ったのが
箱根ガラスの森美術館の看板でした。
そこで出会ったのが、
ベネチアンガラスビーズです。
調べていくうちに、
このガラスビーズには長い歴史と文化があることを知りました。
ベネチアンガラスが持つ時間と文化
同時に、
ある疑問が浮かぶようになりました。
そのビーズ、本当にイタリアで作られていますか?
数年前、ふと気になったことがあります。
今では、
ベネチアン“風”のガラスビーズが数多く流通しています。
その中には、
ベテランでも見分けがつかないほど精巧なものもあります。
当時は、
今ほどクオリティの高いものは多くありませんでしたが、
それでも私は、
「これは本当にイタリアで作られているのだろうか?」
と疑問に思ってしまいました。
そこで私が取った行動は、
とてもシンプルでした。
イタリアへ行くこと。
事前にいくつかの工房へ連絡を取り、
一軒ずつ訪ねました。
工房を訪ね、目の前で作ってもらう
そして、
目の前で実際にビーズを作ってもらったのです。

今、私の手元にあるベネチアンガラスビーズや、
時々ご紹介しているものは、
そのとき目の前で作ってくれた工房、
もしくは
そこから紹介してもらった信頼できる工房のものばかりです。
古く良き文化を、次へつなぐために
古く、良き文化は、
残していきたい。
そのために、
私にできることは何だろう。
行き着いた答えは、
本物の良さと、そこにあるストーリーを伝えることでした。
Atelier Toco がベネチアンガラスを扱う理由
Atelier Toco のベネチアンガラスは、
ただ美しいだけの素材ではありません。
作られた場所があり、
作った手があり、
積み重ねられてきた時間があります。
その背景ごと、
次の作品へとつないでいけたらと思っています。
旅で出会った素材が、
あなたの手で、
新しい物語になりますように。
個性というエッセンスを、
素材から作品へ。
Atelier Toco
https://atliertoco.buyshop.jp/
TRAVEL NOTES|素材の旅
