クリエイティブな気持ちを刺激する 西武池袋線 東長崎駅を街歩き
東京都豊島区、東長崎駅。手塚治虫や藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫といった著名なマンガ家たちを輩出したトキワ荘からほど近いこの駅へ、2025年7月某日にある・みるメディアライターの筆者が降り立った。
今回はハンドメイドファンにおすすめしたい、東長崎駅周辺を街歩き!
東長崎駅との出会い
きっかけは張り子作家の井上千裕さんへのインタビュー。店舗へ足を運び貴重なお話を伺った際、「ハンドメイドがお好きなら、東長崎は面白いですよ!」と教えていただいた。
実は筆者は東長崎駅で降りるのは今回が初めて。ハンドメイドにまつわるショップが立ち並ぶと聞き、素敵な出会いの予感とともに、いただいた周辺のお店のマップを手に街歩きをスタート。
■CACAOKOBO TRIBUTE
まずは張り子作家の井上千裕さんのポップアップショップと同じく、オディール内に併設されているチョコレート専門店 カカオ工房トリビュート。

日本で味わうことの出来る本格派ビーントゥバーチョコレート専門店で、ニカラグアから生カカオ豆直輸入、自家工房で製造・販売をしています。


壁にかけられたカカオがチョコレートになるまでを描いたアートボードが印象的で、照明もアートになっています。


筆者はカカオニブと新鮮なフルーツを使用した冷たいスイーツをいただきました。
口に入れた時の香り豊かなカカオとフルーツの自然な甘さがさわやかなひと品です。

カカオをモチーフにしたオリジナルの雑貨も多数取り扱いがあり、チョコレートファン必見です。


Instagram:https://www.instagram.com/cacaokobotribute/
住所:東京都豊島区長崎4丁目30−2
営業時間:水~土曜日 11:00~19:00
日・月曜 11:00~18:00
定休日:火曜日
併設のポップアップショップは曜日毎に出展者が異なります。こちらもぜひチェックを。
Instagram:https://www.instagram.com/odile_higashinagasaki/?hl=ja
■小鹿田焼 ソノモノ
大分県日田市の山あいで、江戸時代から三百年もの長い間受け継がれている小鹿田焼(おんたやき)の専門店。井上千裕さんのポップアップショップへ向かう道中にお見かけし、雰囲気のある店構えに惹かれました。


元は居酒屋だった店舗をそのままに活かした、趣ある店内。



お店全体の深い色味の棚やカウンターに、落ち着いた風合いの小鹿田焼が良く似合います。
並ぶ器はどれも、和食はもちろん洋食や日頃口にする家庭料理全般に馴染んでくれそう。見ているだけで、どんな料理を盛り付けようかとわくわくします。


こちらの店舗へは2年ほど前に移り、店舗自体は今年で14年目とのこと。
谷合の9軒が一子相伝で守り続けてきた窯元で作られる小鹿田焼き。平成7年に国の重要無形文化財に指定されています。
ぜひソノモノで直に伝統ある小鹿田焼の器を手に取って選び、ご自宅の食卓へ彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
Instagram:https://www.instagram.com/sono_mono/
住所:東京都豊島区東長崎4-9-5
営業時間:11:00~18:00
定休日:水・木曜日
■planet hand 小さな雑貨屋
ソノモノでお話を伺っている際、「お隣のplanet handさんはもう行かれました?」と紹介されたのがこちらのお店。
ソノモノの店舗のすぐ隣の建物、ポップでカラフルな外階段を登った先に様々な作家の作品を取り扱うセレクトショップ、planet handがあります。目印は階段下のかわいい赤い看板です。



扉を開けると、およそ六畳ほどの空間に数多くの作家の作品が所狭しと陳列されていました。


せっかくなので陳列されている素敵な作品の数々もご覧ください。






取り扱う作家を探す際は、以前はデザインフェスタなどの大型イベントに足を運んでいましたが、今はWebや公募、作家さん同士の横のつながりも多いとのこと。期間ごとに特別展示もあるので、何度も足を運びたくなるショップです。
何よりも店主さんの作家愛が強く、取材中も多くの作家さんの作品をご紹介いただき、その様子からは「こんなに作品を大切に思ってくれるなら、自分の作品を預けたいと思うなぁ」と納得しました。
同じく東長崎の店舗や作家が多く参加するTシャツイベント、「おさんぽTを作ろう展」も主催しており2025年は既に開催済み。2026年も開催とのことで、こちらもぜひチェックを。
Web:https://www.planet-hand.com/
Instagram:https://www.instagram.com/planet_hand/
住所:東京都豊島区長崎4-9-6-201
営業時間:11:00~20:00
定休日:火・水・木曜日
■名前はまだない珈琲店
取材日は暑さの盛りにある7月。休憩と涼を求めて入ったのが、「名前はまだない珈琲店」。先ほどのplanet handが主催する「おさんぽTを作ろう展」に参加していて、作家の作品も店内で取り扱っていておすすめ!と紹介いただきました。


白を基調とした店内の空気は穏やかそのもので、まるで時間が止まったかのよう。かわいらしい黒猫のモチーフが店内のいたるところに見受けられ、心くすぐられました。





取材前、一休みとしていただいた本日のかき氷。この日は三ケ日みかんジュースを使ったかき氷があったのでそちらを注文。珈琲店なのだから珈琲を頼むべきだったのですが、東京の夏は今年も酷暑。かき氷の誘惑には抗えませんでした。

みかんジュースを凍らせて作っているので、みかんの風味が濃厚!それでいてかき氷にすることでひんやりと炎天下を歩いた身体をゆっくり冷やしてくれました。さっぱりとした口当たりが嬉しいかき氷です。
珈琲は豆を50℃のお湯で洗い、カビ豆を除去、店内の焙煎機にて水蒸気焙煎を一番だしドリップをする「アームズメソッド®︎」で提供しています。


店舗の入口付近には複数の作家の作品も販売しています。もちろん、猫のモチーフの作品も。


「名前はまだない珈琲店」という店名、夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭が由来なのかと思いきや、話を伺うとそうではなく。店舗を構える以前、間借りで珈琲店を開く際になかなか店名が決まらず仮でつけたものだそう。間借りしている店舗が4店舗に増えた折に店舗を構えようと決断。改めて名前をつけようと考えていると、常連さんから「名前を変えてしまったら、新しい店舗を見つけられないかもしれない」と言われ、今の店名で定着したのだとか。店内の猫のモチーフは店名の後付けであり、店主さんが実際に黒猫を飼われていることから置かれているそうです。
提供する珈琲やお店が愛されていたからこそ、名前がない珈琲店。
軽食もあり、休憩にピッタリなお店です。ぜひ、街歩きの際にお立ち寄りください。
Instagram:https://www.instagram.com/unnamed_coffee/
住所:東京都 豊島区 長崎4-4-5
営業時間:11:00~19:00
定休日:火・水曜日
■7坪ハウスFika/北欧雑貨の店
CACAOKOBO TRIBUTEで東長崎駅周辺のレコメンドマップをいただいた後、planet handでもイラスト入りのかわいらしいマップをいただきました。
北欧雑貨を扱う「Fika(フィーカ)」の店主さんが主体となって作られたものと伺い、この街歩きの最後に足を運んだ。店主の塚本さんは編集者でありライターをされていると伺い、ライターの端くれである筆者は少し緊張。
おしゃれな外観の一軒家。窓際には北欧雑貨のダーラナホースがお出迎えしてくれています。



ドアを開けると大きな窓から少し和らいだ午後の日差しが差し込む空間が広がっていました。天井が高いせいかたった7坪で、ご自宅に併設されているものとは思えない解放感があります。



カウンターの横がラックになっていたり陳列に使用している家具に高低差があったりと、工夫を凝らしたスペースにシンプルで印象柔らかな北欧雑貨が並んでいます。



これも北欧製ですか、と伺うとこちらは昭和ガラスを使用して制作しているテーブルウェアとのこと。

北欧雑貨と相性のいい作家の作品も取り扱いがあり、企画展も行っているのでぜひ足を運ぶ際にはInstagramをチェックしていただきたい。
店舗を開いて10周年を迎えた折に東長崎駅周辺のマップを制作したのをきっかけに、今でも継続してマップを制作・配布しています。街歩きの際にとても便利なので、足を運んだ際はこちらもぜひ手にとって見てください。

Instagram:https://www.instagram.com/7tsubofika/
住所:東京都豊島区長崎4-15-16
営業時間:13:00~18:00
営業日:土・日曜日
さいごに
お話を伺えた店主の皆さん、快く取材を受けてくださりありがとうございました。この場を借りて感謝いたします。
この街を歩いたのはこの日がはじめてだったはずなのに、歩いていると懐かしい心地よさを感じました。ものづくりや作家へのあたたかな街、東長崎。
今回の街歩きで紹介したお店以外にも、展示を行っているギャラリーや個人で開いている書店、地域で人気のカフェや買って帰りたくなるお惣菜屋さん、和菓子屋さんなど見どころがたくさん。ものづくりが好きな方には特におすすめの街なので、ぜひお越しください。私も改めて、お散歩に行きたいと思います。

