犬や猫以外の動物モチーフから考える、知っておきたい動物たちのこと
目次
ハンドメイドのモチーフとして扱う方も多い、かわいらしい動物たち。
今回は「かわいい」もしくは「面白い」という見た目以外の視点から、モチーフに扱われる動物たちのことについて触れてみたいと思います。
「エキゾチックアニマル」って?

エキゾチックアニマルとは、犬・猫以外の動物やペットに対して使われることの多い呼称で、エキゾチックペット、ともいわれています。ハンドメイド作品のモチーフとして扱われることが多いウサギやハムスター、インコなどの鳥類、カエルなどの両生類、ヘビやカメといった爬虫類もエキゾチックアニマルにあたります。外来種(輸入・国産外来種)や輸入された在来種に使用され、外国産の希少な動物を指すニュアンスで用いられる場合もあります。
絶滅危惧種の動物たち

絶滅危惧種とは、絶滅のおそれが生じている野生生物のことを指します。
その原因には、開発によって生息地が減少したり、密猟などの乱獲や、環境汚染などで生息数を大きく減らしたことなどが挙げられます。また、近年は地球温暖化による生息環境の変化や消失、人間が持ち込んだ外来生物などによる影響も深刻になっています。
絶滅のおそれのある野生生物をリストアップし、データベースにまとめたものは「レッドリスト」と呼ばれます。「レッドリスト(正式名称:絶滅のおそれのある種のレッドリスト」は、スイスのグランに本部を置く、 IUCN(国際自然保護連合)により発表されています。
出典:WWFジャパン(https://www.wwf.or.jp/)
一般的によく知られているオランウータンやシロサイ、アジアゾウ。ハンドメイドの動物モチーフとしても定番の人気があるトラ、ジャイアントパンダ、ホッキョクグマ、ラッコも絶滅危惧種に指定されています。
動物愛護に関する記念日
国際デーというと特定の疾患や人権に関するものを思い浮かべてしまいがちですが、動物愛護に関する記念日も制定されています。動物が好きだからこそ動物を作品のモチーフに選んでいる方には、ぜひ知っておいていただきたい記念日です。
世界動物の日/10月4日
1931年、イタリアで開催された国際動物保護会議によって「人も動物も平等である」という思想のもと、制定された記念日です。動物の守護聖人とされるアッシジのフランチェスコの聖名祝日が毎年同日であることからこの日に制定されました。キリスト教由来の記念日ですが、今では国籍や宗教を越え世界的な動物愛護の記念日とされています。
動物愛護デー/3月20日 動物愛護週間/9月20日から26日
動物愛護デーは1949年に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の指示により制定されました。後の1951年に動物愛護デーを中心とした一週間を「動物愛護週間」としましたが、1973年に動物愛護法が制定されたことにより期間が前代の9月20日から26日に変更となりました。現在も動物の適正な飼養と愛護について理解・関心を深めるための啓蒙活動などが行われています。
さいごに
かわいい、カッコいい、面白い動物たち。
ビジュアルの一歩奥に踏み込んでみると、知らなかった呼び方や困難な状況にあることについて触れることが出来ました。作品づくりのモチーフとして気になる、もしくは既に気に入ってモチーフにしている動物がいたら少しだけでも詳しく調べてみてはいかがでしょうか。モチーフとしての認識に奥行きが出たり、もしかしたら捉え方や考え方が変わったりすることがあるかもしれません。作品づくりやアイデアの一助になれば幸いです。