老舗手芸専門店 新宿オカダヤ 2025年の移転先を表明
新宿駅東口のファッションビル「新宿アルタ」は、2025年2月をもって40年以上続いた長い歴史の幕を閉じる。それに伴い「新宿アルタ」内4F・5Fで2018年8月より営業している老舗手芸店「新宿オカダヤ」がその後の営業について公式ページトップにて表明、ファンの注目を集めています。
「新宿アルタ」閉館後の移転先は?
2024年3月25日新宿オカダヤ公式ページでの発表によると、閉館後は新宿アルタへの移転以前に旧生地館を構えていた近隣の跡地にて営業再開予定とされています。営業再開予定は2025年3月で、営業再開はビル一棟にアルタ生地館と服飾館の全売り場を集約する。多くの新宿オカダヤファンが営業の継続を喜び、該当記事を掲載した公式X(旧Twitter)のポストは3月31日の段階でで2700以上RPといいねをされています。
老舗手芸専門店 新宿オカダヤ
オカダヤは1927年に創業。2018年に新宿アルタへ移転する以前はアルタ近く(旧百果園の向い)に服飾館・生地館としてビル二棟で店舗を構えていました。
アーティストのステージ衣装や舞台衣装などを手掛けるプロから、コスプレイヤーや服飾の道を志す学生たち、趣味のハンドメイドファンまで長い間老舗として愛されてきました。
X(旧Twitter)では、アルタ閉館に伴うオカダヤの今後の営業を心配していたユーザーの
「新築に移転して(服飾・生地の売り場が)集約は嬉しい!」
「アルタ閉店で一番不安だった」
「これからもよろしくお願いします!」
といった安堵や喜びの声、中には「エスカレーター出来るんだって!」と移転により更に買い物の利便性がアップすることに注目しているユーザーのコメントも見られます。
新宿オカダヤの思い出
筆者も移転前の旧生地館が営業していた頃、新宿オカダヤのお世話になっていました。
当時某テーマパークのハロウィン仮装によく参加しており、衣装の制作に必要な素材を購入するために何度も足を運びました。既製品を組み合わせたりリメイクでは賄えない場合、衣装を一から制作することも。大好きなキャラクターの衣装を再現するには素材に拘らなければならないこともありました。そんな時に足を運んでいたのが、新宿オカダヤ。
値段が張ってしまう場合もありますが、新宿オカダヤでなら「この生地ならば、その装飾ならばあの衣装が作れる!」と感じられる素材が手に入るという確信があり、実際そんな素材が見つけられたというものもありました。そうやって拘って作った衣装は、グリーティングやショーでキャラクターに「あのキャラクターだね!」と気付いてもらえたり、キャラクターや一緒に仮装で参加していたパートナーと一緒に写真を撮ったりして、どれもハロウィンの楽しい思い出になっています。
さいごに
プロの手仕事のために訪れていた人だけでなく、筆者のように趣味の制作や手芸のために足を運んでいた人も多い新宿オカダヤ。新宿アルタが40年以上の歴史に幕を閉じてしまうことはひとつの時代の終わりを感じてとてもさみしいものですが、ハンドメイドを愛するひとりとして新しくなった新宿オカダヤの営業再開を楽しみに待ちわびたいと思います。