デザインフェスタvol.59 ある・みるMEDIAがレポート!
目次
2024年5月18日、19日と東京ビックサイトで開催されたデザインフェスタvol.59。
ハンドメイド作品を発表している作家様も多く出展しているイベントということで、ある・みるメディアも現地へ行ってまいりました。今回は当日の開催の様子を、毎年デザインフェスタに足を運んでいるライター、椎名トキがレポートさせていただきます。
デザインフェスタって?
デザインフェスタ事務局主催のオリジナル作品であることが参加条件であるアートイベント。年に2回、春と秋に東京ビックサイトで2日間かけて開催しており、各日6500ブースもの出展者がプロアマ問わず参加、両日合わせておよそ1万人の来場者が足を運びその規模はアジア最大級といわれています。
ある・みるMEDIAが足を運んだ5月18日も多くの出展者と来場者で会場は大賑わい!
写真は南館1Fの様子で、他の西館1F、4F、南館4Fも同様に賑わい盛り上がっていました。
出展ブースも見て周らせていただきましたので、紹介しながらデザインフェスタの見どころについて触れていきたいと思います。
どんな展示があるの?
デザインフェスタではオリジナル作品の展示や販売、ワークショップやステージショーなど様々な形でアートを楽しむことが出来ます。
西館1Fのショーステージほか、西館4F屋上のフードエリアや南館4Fのパフォーマンスエリアのステージなど、どこかしらで常に、ライブやダンス、殺陣など幅広いパフォーマンスが繰り広げられています。
ショーステージ周辺は通路が広く、出展者オリジナルのキャラクターのぬいぐるみのフリーグリーティングに遭遇しちゃうかも!?
(あおぱんだ)
作家の制作過程を生で見ることが出来るライブペインティングも、デザインフェスタの見どころのひとつ。
開催日初日の朝には、作品の描き始めという貴重な場面も見られます。
こちらではライブペインティングの様子をタブレットで撮影もしていました。
Instagramにて完成までの様子を収めたタイムラプスも公開中。
足を運んだライブペインティングのブースが制作途中の場合、完成後に写真をSNS等でアップする可能性がとても高いので配布されている名刺などをもらっておきましょう。
デザインフェスタではワークショップも多く、専用エリアを設ける程。
ワイヤーと樹脂液で作るディップフラワーのワークショップを毎月軽井沢で開催している、ARTES FLOR(アルテス フロー)もデザインフェスタでワークショップを開催。
繊細で美しいディップアートを楽しむ来場者の姿を見ることが出来ました。
続いては多くの方が目当てに足を運ぶ、オリジナル作品の販売。作品のジャンルは紙ものやイラスト・絵画、アクリルスタンドやキーホルダーといった平面の物、木工品や陶器、硝子製品などの立体物など多岐にわたります。
筆者はハンドメイド作品をお家で日常使いすることが好きなので、デザインフェスタに足を運ぶと必ず陶器や硝子などのブースを見て回っています。
(タガワケイコ)
(美鈴硝子)
オリジナル作品の中にはオリジナルのキャラクターやゆるキャラのグッズを販売しているブースも数多く出展しています。キャラものが好きな方は新たな推しキャラとの出会いがあるかもしれません。
おしゃれが好きな方には衣服や服飾雑貨を見て回るのもおすすめです。
ナチュラルな雰囲気がかわいい、ハンドメイドの洋服を扱う「リネン大人服 mii*」。ブースの雰囲気もまるでアパレルブランドの店舗のようでした。
ガラスカットを施した美しい腕時計を販売している「Aroma Flat」。今回はアウトレット品の出展だそうで、普段なかなか見ることが出来ない電池交換用の機械も間近に見ることが出来ました。
「m’s(エムズ)」で販売していたお財布ショルダーは滑らかなレザー製。ボディ・フラップ・ストラップをその場で組み合わせて自分だけの一品をお持ち帰り出来るそうです。
(m’s(エムズ))
ファンタジーな角や頭飾りと人気のキャットネイルを気軽に楽しめる、キャットネイルリング。取材中、「ririco:ramu × 東京飴屋爪粧」の角カチューシャを着けている方もお見かけしました。会場内で購入したアイテムをその場で身につけて歩くことも、楽しみ方のひとつですね。
ここで一旦小休止。会場がとにかく広いので、見て回る際には適度な休憩が必要です。
西館には1Fと屋上それぞれにフードエリアがあり、複数のフードトラックやキッチンカーが参加しています。
筆者はホテルコンチネンタル 府中中華料理長特製の、麻婆豆腐丼をセレクト。
スパイシーな香りが食欲をそそり、本格的な味わいが歩き疲れた身体に染み込んでいきます。ホテルの中華料理長の特製中華をイベントの合間に食べられるなんて、なんだか得した気分です。
南館にはフードエリアの代わりに1F・4Fともにカフェエリアが設けられています。
お土産はもちろん、出展者への差し入れ用としても便利です。
こちらはお麩を使ったお菓子を取り扱うその名も「おふや」。口どけの良いお麩のラスク、「ころりふ」は優しい甘さで、イベントで頑張った後のご褒美おやつにぴったり。
(おふや)
生き物を模ったユニークなティーバッグがかわいいオーシャンティーバッグは、一煎袋毎に販売していて、手軽でなおかつインパクトのある差し入れの品としても魅力的。
再び館内を見て回りましょう。
ある・みるMEDIAでも度々取り上げている推し活ブームの波は、デザインフェスタにも。推し活で使えることを全面に押し出した作品の出展者も回を増す毎によく見かけるようになりました。
代表的な推し活アイテムのひとつ、トレーディングカードなどを収納するための硬質カードケースデコを扱う「𝗰𝗵𝗮𝗿𝗮𝗺𝗲𝗹𝘁 -きゃらめる-」は、ハンドメイド仲間5人での合同出展。それぞれ推しがいる作家陣制作の硬質カードケースデコはバリエーションがとても豊富で、自分の推しに似合うデザインが見つかるはず。
(代表:Buttarfly_Effect)
「うちの子堂」では、お手持ちのお気に入りのぬいぐるみをアイスに見立てるアイスコーンを販売。サイズが合えば推しのぬいぐるみ(推しぬい)にも使用可能で、過去に推しぬいづくりにもチャレンジした筆者も思わず「ぬい、持ってくればよかった」と後悔。お部屋でのディスプレイや、写真を撮る際に使いたい目を引くアイテムでした。
(うちの子堂)
このほかにも、vol.59ではぬいぐるみ用の服や推し活でよく使うワードを使ったバッジなどのアイテムも見られました。
デザインフェスタならではの「暗いエリア」では会場内の灯りを落とし、さながら夜市のような不思議な雰囲気を楽しむことが出来ます。
特にランタンやライトなどの作品は暗いエリアでの展示が活きています。実際に使用する際のイメージや、作品の魅力が伝わりやすい。
ひょうたんを使ったランプ作品を制作している「ひょうたんランプ~響~」のブースも、作品から零れる繊細な灯りがとても幻想的でした。
作品自体の灯りだけでなく、ディスプレイに使われる照明も暗いエリアを夜市のように感じさせる要素になっています。おばけをモチーフにした作品がかわいい「choconte」。照明もかわいくて妖しいおばけの雰囲気によく合っていました。
(choconte)
さいごに
今回も出展者・参加者双方の熱気に包まれて盛り上がっていたデザインフェスタ。既に作家として活動されている方は、次の出展の検討の材料になれば幸いです。もちろんまだ行ったことがないハンドメイドファンの方にも、ぜひ足を運んでみていただきたいです。
今回取材に快く協力いただいた出展者のみなさま、本当にありがとうございました。それぞれの写真にInstagramやショップのURLのリンクがございますので、気になった作品はぜひチェックして見てください。
次回デザインフェスタvol.60は、2024年11月16日(土)・17日(日)、東京ビッグサイト 西&南館にて開催。各日約6,500ブース募集をしています。
※両日10:00〜18:00