透明な美しさ!ガラスビーズの世界を探る
目次
- 1.ガラスビーズとは
- 2.ガラスビーズの種類
- 3.・スワロフスキービーズ
- 4.・チェコガラスビーズ
- 5.・ベネチアンガラスビーズ
- 6.・グラスビーズ
- 7.まとめ
皆さんはアクセサリー作りなどでビーズを使うことはありますか?
私はビーズで編み込みのブレスレットを作、友達の誕生日にプレゼントしたり、ビーズ刺繍を何度かしたりすることがあるくらいで、ビーズアクセサリー作りの経験はあまり多くはないのです。
ただ、最近ビーズ織りや昔ながらのビーズバッグなどがかなり気になっている今日この頃です。
ビーズは手芸店やおもちゃ屋さんなどに行くとよく売っていますよね。
大きさも形も様々で、キラキラ透明感のあるものからウッドビーズやマットなものまで大変多くの種類があります。
今回はその中でも透明感が美しい「ガラスビーズ」に注目して、ガラスビーズの種類や魅力を深堀りしたいと思います。
ガラスビーズとは
ガラスビーズとはガラスで作られたビーズのことで、透明感が高く、水や薬品にも侵されず、熱にも強く硬くて衝撃にも強いなど、非常に安定した素材。
クリスタルビーズよりも軽く安価で、アクリルビーズよりも重く高価なので、手芸などで使う時は、高価すぎずに質も高い、使いやすい素材として重宝されることも多いでしょう。
衣服やアクセサリーなどに使われるものと思われがちですが、工業用にも活用されており、道路のセンターラインや横断歩道などの路面標示塗料、交通道路標識、スポーツ衣料やシューズなどの反射シートにも使用されます。
優秀な点が多く、意外と用途が広いのが、ガラスビーズのすごいところです。
ガラスビーズの種類
ガラスビーズは種類が豊富です。ここでは様々なガラスビーズをご紹介します。
・スワロフスキービーズ
スワロフスキービーズとは、スワロフスキー社で作られた最高峰のクリスタルガラスビーズ。
ハンドカットクリスタルの職人の息子として生まれたダニエル・スワロフスキーⅠ世により、1895年にオーストリア・チロル地方の村ヴァッテンスで、クリスタルガラスの製造会社として創業されました。
スワロフスキービーズの素晴らしさは、なんといってもそのクリアな透明感と、正確で繊細なカット。その美しい輝きは、宝石以上ともいわれるほどです。 スワロフスキービーズのカットには、ローズと呼ばれる多角形カットの#500や、雪の結晶のようなクリスタルスノーと呼ばれる#8811など様々なものがあります。
特に有名で代表的なのは、ソロバン型で16面カットの#5301。
現在では、より高い技術を必要とするカットを追加し、贋作を作りにくくした24面カットの#5328が代表的です。
最近では大きめのシャンデリアパーツが人気だとか。
またスワロフスキービーズは、毎年新色が出るほど色の種類が豊富なのも特徴です。

・チェコガラスビーズ
チェコガラスビーズとは、チェコで作られるガラスビーズ。
チェコガラスビーズの歴史は古く、元祖はボヘミアンガラスビーズです。
チェコガラスビーズは多くの会社で作られているため、色や形は無数にあります。
代表的なチェコガラスビーズには「ファイヤーポリッシュ」があります。
火で磨くという意味があり、ファイヤーポリッシュとは機械でカットしたガラスの表面を高熱のバーナーの火炎で溶かす加工で、火炎研磨とも呼ばれており、チェコの伝統的なガラスビーズに特徴的な技法です。
こうすることで表面にツヤが出て、欠けの防止などにも効果があり、スワロフスキービーズに比べてカットラインに丸みが出ます。
カット面も美しく、透明感もあり、光に反射させるとキラキラと輝きます。
両端の部分にブロンズ加工が施された、ダブルフェイスなどと呼ばれる台座が付くことも多いです。
ファイヤーポリッシュの他には、四角型ビーズや、レクタングルビーズなどが挙げられます。
・ベネチアンガラスビーズ
ベネチアンガラスビーズとは、イタリアの都市ヴェネツィアのムラーノ島で作られているビーズ。
ベネチアンガラスビーズは、職人により1つ1つ手作りされているため色や形が微妙に異なっているのが特徴であり味となっています。
大きさはゴロンとおおぶりで、金箔や銀箔が入ったゴージャスな印象のものや、様々な色が混じった色彩豊かなものが多いです。
またベネチアンビーズの作り方は一般的なものとは少し異なっており、銅の棒に直接ガラスを巻き取り、完成後に硝酸で銅の棒を溶かすために、ビーズ穴が透き通っているのが他とは違う特徴となっています。

・グラスビーズ
グラスビーズとは、シードビーズとも呼ばれるガラスで出来た小さいビーズ。
価格も安く簡単に手に入り、日本で昔から親しまれてきました。主役ビーズを引き立てたり、ビーズが多く入っていたりすることも多いので、隙間を埋める為に使われる事も多いです。
大きさや形、種類が豊富で、丸小、丸中、丸大、特大、特小、竹、六角、内角、三角、四角、マガ玉、アンティーク、スリーカット、シャーロット、ツイスト、ミニツイスト、スパイラル、ベストなど、様々なものがあります。
日本製ではTOHO、MIYUKIビーズが有名どころです。
まとめ
ガラスビーズには他にも様々なものがあり、種類ごとに違った特徴と魅力があります。
ぜひそれぞれの良さを活かし、ハンドメイド作品に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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