アラビアレポート ドバイ編 イベント最終日 11月12日
いよいよイベントも最終日!
この日が一番暑かったです……朝から照り付ける太陽。
体の中の水分も持っていかれるような暑さでした。
最終日。きっとたくさんのお客さんが来るかも?ってことで商品を並べ替えたりしました。
また、通して売れ行きが著しくなかった浴衣をもうすこし目立つような工夫などを凝らしました。
結局すこし値段が高すぎたのかもしれません。
自分の立場で考えてみたとき……仮にアフリカにいったとしよう。
アフリカの民族衣装が売っていたとします。
いくらで買いますか? 数万だとちょっと高くないですか?
数千円くらいだったら、その場のノリとお土産感覚で買うかもしれませんが……
また花魁も、最後のヘアメイクなどをブース前で行うことになったらしく
せっかくなら撮影した人にはチップをもらおうってことで
私はチップ箱を用意しました。
欧米の方はチップ習慣があるのでしょう。チップをたくさん入れてくれました。
私は以前、静岡の大道芸のイベントで、
ポイントといわれる、大道芸を披露する場所で
司会を行ったことがあります。
その時、チップ(投げ銭)について声を掛けたり、人がブースに集まる工夫をしたりしてきて
我ながらけっこう人が集まってきたり、チップがたくさんもらえたりするような司会をなんとなくできるようになりました。
そのノリで、今回の花魁のヘアメイクに人を集めてチップもらおうと思いましたが……
よく考えたら英語がわかりませんでした(笑)
そして、チップについては、どうもブースの方からは不評だったのと、同じブースの方から
「お前つまらん」と
ダメ出しをもらった(ちょっと凹んだ)ので断念しました(笑)
自分が面白くないことを気にして、面白い話ができるようになるために落語を習ったのに……(笑)
そうか、まだつまらんのか……まだまだ修行が足りないですね……精進します。
一度ダメ出しくらうと(しかも結構キツイ)私はメンタルが弱いので
しばらく精神復帰に時間がかかるためその日は1日大変静かに過ごしました。
この日、イベントを通してずっと警備をしていた男性と初めて話をしました。
アフガニスタンから来ているそうでした。
アフガニスタンの人と話をするなんて、初めてのことだったのでちょっと感動しました。
アフガニスタンを知ってますか? と聞かれたので、知ってますよ。ニュースではよくみます。と答えました。
どんなイメージですか? と聞かれたので、よく戦争しているイメージです。と答えました。
彼は笑っていました。
【そんなに戦争のイメージがありますか(笑)】
【今は戦争はしてないけど・・・平和ではない】
そうです。
やはり世界には色々な国があるんだなあと思いました。
安心して過ごせて、地雷とかも埋まっていない国に自分の家があるってこと。
これはとても幸せなことなのかもしれません。
当たり前の中に、幸せがあるんだなあ、とつくづく思いました。
そんなこんなで夜が更けていきました。
今回飛行機の追加料金がみんなの荷物トータルで20万円以上かかったそうなので
なんとか帰りの荷物は減らしたい。ってことで、浴衣を大幅に値下げ。
少しでも荷物を軽くして、たくさんの方に買っていただき荷物を減らすことにしました。
最後はたくさんの方に買ってもらいました(でも原価はきっと割っている)
なんとか……浴衣も少し少なくなりました。
そして夜が更けてついにイベントもフィナーレへ。
私は盆踊り踊り納めをし、その後ブースを片付け。
私はスーツケース2つ持ってきたのですが
1つのスーツケースは消耗品ばかりだったので
荷物はガラッとへり、スーツケースの中にスーツケースをいれて
スーツケースマトリョーシカ状態で、
荷物も軽々になりました。
その他の方の荷物も結果的にかなり軽くなったと思われます。
賑やかだった祭りの提灯が外されて、ライトが消え――
思い出してみると3日間。
楽しかったなあ……暑かったけども……
祭りの後の寂しさをかみしめながら片づけをしたのでした。
こうしてドバイの夜は終わっていきました。
今回、反省も色々でした。
・こっちが売りたいだけでは売れない
・入口から出口までを考えたブース設計を行う
・向こうのニーズが何なのかをしっかりリサーチする
・電気は大事。商品が明るく見える工夫をする
よかったこと
・色々な国の人と話をすることができた
・色鮮やか、綺麗なものは女性は大好き
・こっちがイマイチだと思うものは結局売れない
・ハンドメイドの作品が人気と判明
今後反省を生かして、機会があれば海外へ進出したい方へのサポートを行っていきたいと思います。
総括として、
相手のことをしっかり知ること
自分が売りたいでもいいが、その向こうに売りたい人の顔が浮かぶか。その人のどんな役に立ちたいのか。
国内・海外問わずこの2点って大事だなあ、と思いました。
さて、最後にアブダビ編をお話ししてこのシリーズは終了です。
2024年は、色々な作家さんやメーカーさんの「海外進出してみたい」目標を叶えるべく
市場調査のために海外で仕事をする機会が増えることでしょう。
また現場のレポートをお届けしたいと思います!