お家プリントでもおしゃれ！？クラフト紙の魅力

1.クラフト紙とは
2.クラフト紙はどんなデザイン(世界観)に合うの？
3.さいごに

ハンドメイドのショップ運営には、作品のデザインや制作以外にもショップカードや購入時のthank youカード、アクセサリーなどの作品を梱包する際の台紙といった紙物のデザインがつきものです。
今回はそんなショップ運営に関わる紙物の制作、特にご自宅で印刷する場合でも簡単におしゃれになる「クラフト紙」をおススメさせていただきます。

クラフト紙とは

包装紙や段ボールの材料によく使われている紙で、本来白い紙を作る際に行われる漂白がされないため白色ではなく茶色をしていて、少しざらついた質感をしているのが特徴です。

同じデザインでも白い紙に印刷するのとクラフト紙に印刷するのとでは印象がガラッと変わります。白い紙に印刷する際とは違った印象的になるため、作品などの世界観に合うのならば紙物のデザインが苦手な人にこそ、クラフト紙がおすすめなのです。

クラフト紙はどんなデザイン(世界観)に合うの？

クラフト紙によく合う世界観は、大きく分けてこの３つが考えられます。

・アンティーク風
・ナチュラル
・シンプル/ユニセックス

この３つ以外のテイストでもデザインによって合う場合は大いにありますが、主だったものはこの3つのテイストだと考えます。それぞれのコンセプトはイメージが異なりますが、どれもクラフト紙に“合う”テイストです。

その理由は「黒一色の印刷で見栄えすること」。

クラフト紙は紙自体に既に色がついているので、カラーで印刷をせずに黒一色で印刷をしてもサマになります。

多色印刷(カラー)でデザインを作ろうと思うと、どうしても全体の色数や色味のバランスを考えることになりますが、黒一色ならばそれらを考える必要がありません。これが紙物のデザインが苦手な方におすすめしたい理由でもあります。

ご自宅で印刷をする際、プリンターのメーカーや個体の差でどうしても色味に差が出来てしまうので思った色味にならないことがあります。その点も黒一色での印刷ならば色味のブレも起き難く、イメージに近づけやすいかと思います。

3つのコンセプトにクラフト紙をおすすめしたい理由もお伝えさせてください。

・アンティーク風
まずはアンティーク風。
ヴィンテージの雰囲気を感じられるクラフト紙は、アンティーク風のデザインにとてもよく合います。商用利用可の素材にもレースやリボン等のアンティーク風のデザインに使える素材は多く、おすすめです。

・ナチュラル
素材感から素朴なイメージを持つことも出来ることから、ナチュラルなイメージにもぴったり。手書き風のフォントやハンコ風のイラスト素材ともよく合います。モノクロデザインと言えばシルエット素材ですが、動物のシルエット素材を使用すればかわいいイメージを加えることが可能です。

・シンプルユニセックス
カフェ風などのシンプルでカッコいい、ちょっとハンサムなデザインにもクラフト紙はよく合います。素材はほとんど使わず、直線を使用した枠とテキストだけ、フォントによってはテキストのみでも見栄えがします。その場合は少し太めであったり印象的なフォントを使用すると、他に素材などの要素がなくても寂しい印象になりにくくなります。