レジンに初挑戦! 収集したシールをオリジナルアイテムに変身
思わず手に取ってしまう、100円均一のシール。近頃の100円均一ときたら、「これが100円?」と思ってしまうクォリティの物がよく並んでいて、ついつい手を伸ばしてしまいます。筆者にとってのそれは、手芸用品と、シール。今回は、気付けば溜まりに溜まってしまったシールを使ってレジン作品についてお話したいと思います。
100円均一のシール、あまりにかわいすぎる。
数年前、“推し活”に情熱を傾ける層の中で、トレーディングカードを入れる透明の硬質カードケースをデコるブームが到来。レジンやホイップアートを使った上級者向けの他、シールを使った手軽なデコレーションも人気になりました。人生の大半で誰かしらを推し続けてきた筆者もこのブームに乗るべくシールを買いに走り、「今の100円均一ってこんなにかわいいシールが売っているの!?」なんて思ったひとりです。
それをきっかけにシールの収集をスタート。硬質カードケースのデコレーション以外にも、差し入れやプレゼントに添えるメッセージカードなどへも使っていますが、使うよりも買う方のペースが早く、まったく量が減りません。
収納しているファイルもパンパン。(このファイル以外にも収納しきれないシールは数えきれません)
好きなデザインでも、使う場面の少ないようなシールは特に……
シールをレジンに使ってみよう
数か月前、SNSのレジン制作動画に興味を持ったパートナーが最近レジンをはじめました。普段ハンドメイドをあまりしない人なので、同じハンドメイドに興味を持ってくれたことが嬉しく、一緒に手芸店などへ足を運んだりモールドやパーツなどをあれこれ見ているだけでも楽しいものです。大手100円均一チェーンのSeriaでモールドを見ていると、あるモールドが目に入った瞬間、「これならあのシールを使えるかもしれない!!」と確信。モールドと一緒に自分用のレジン液も勢いで購入していました。
こちらがモールド。ネームプレート風の形で、レジン液はクリアとホワイトを購入しました。(すべてSeriaでの購入品です)
そうまでして使いたかった、使う場面の少ないシールがこちら。
オタクの語彙を集めたシールです。前述の通り、人生の大半をオタクとして生きてきたのでオタクの使う言葉が好きで、見つけるとつい買ってしまいます。
モールドを見つけた折場面に戻ると、「このシールを使ってタグを作れば、推しのキーホルダーなどと一緒にカバンなどにつけることができるのでは?」と思い立った次第です。
シールの奥側にあたる土台の部分は、シールの文字を見やすくするためにホワイトのレジン液を流し込みます。
UVランプでしっかり硬化し、シールを貼っていきます。
シールを貼ったらコーティング用にクリアのレジン液を流し込みます。この時気泡が入ってしまったので、気泡は潰して消しておきました。
文字だけだとちょっとさみしく感じたので、透明のハートのシールをアクセントとして追加。さり気なさがかわいい。
完成!
作業自体はとてもシンプルで、初心者でもゆっくり作業が出来ました。楽しくて同時進行でもう一つ作ってしまいました。
作業自体は簡単ではあったのですが、やはり初心者。モールドから取り出すと、反るように曲がってしまっていました。
なぜ?とパートナーに聞いてみると、どうやらレジン液を一気に流し込んで硬化させていたことが原因のよう。少量ずつに分けて硬化をすると、反りの防止になるそうです。
完成したものにマルカンをつけ、ワイヤーキーリングを通して出来上がりです。
さいごに
反りについては改善の見込みがあるのでリベンジしてみようと思いますが、はじめてにしては上手く出来たのではないでしょうか。なにより、使いきれなかったシールが可愛く変身して大変満足です。
チャレンジ自体のハードルは思ったよりも高くはなかったので、レジンをはじめてみたい方はSeria含め100円均一でアイテムを揃えてみてはいかがでしょうか。