今作りたい作品
ハンドメイドが趣味の私が今作りたい作品。それは「付け襟」!
付け襟とは、カットソーやニットなどの服の上からネックレス感覚で襟をプラスすることで、コーデを気軽にグッと違う印象にできるアイテムです。
大正時代にもモダンボーイなどの間で流行っていた付け襟は、当時「ハイカラー」と呼ばれており、今で言う「ハイカラ」の語源にもなっています。海外にも付け襟の存在は古くからあり、ヴィクトリア時代にも流行っていたそうです。今でもヴィンテージショップなどに行けば、その当時に作られた実に繊細なレース製の付け襟に会えることも。
また、ピエロの服装の特徴の一つにもなっているフリル状の襟も付け襟の一つで、名前をピエロ・カラーと言います。このピエロ・カラーのような形状の付け襟は、西洋絵画の肖像画でも多く見られます。
付け襟(襟はカラーとも呼びます)の種類は多く、フラットで小ぶりな丸襟から、大きめのビッグカラー、セーラー服のようなセーラーカラー、立ち襟、シャツ襟、ネックレス感覚のものなど、様々。
素材も一般的な布地から、フェルト、編み物、レース、個性的なものではビニール素材や革などもアリで、様々な素材で自由に応用が利きます。
柄にも注目してみると、白無地で作ればどんな服にも使いやすいですし、柄ものにしても個性的なコーデにすることができます。花柄だとガーリーに、幾何学模様だとクールに、ストライプだとスポーティーになど、様々な印象を演出できます。
作り方もとても簡単で、フェルトなど切りっぱなしのものでは襟の形にしてリボンやボタンで留めるようにすればすぐにできますし、レースやビーズ、スパンコール、テープでデコレーションしても、個性が出てかわいいですね。
型紙を使って作る方法ももちろんありで、ネット上には型紙も無料で提供しているサイトもあるので、探してみてはいかがでしょうか。型紙を使った作り方もそこまで難しくはなく、ミシンがあればすぐに作ることができます。
使わなくなったシャツなどから襟を切り取って簡単に付け襟にリメイクすることも可能です。ワッペンやスタンプなどを押してアレンジしても良いですね。シミなどがあった場合も、これで隠すことができます。
付け襟の利点は、コーデを華やかにすることはもちろん、シャツ襟型の付け襟をニット服などに使えば、中にシャツを着ていなくても、中に着ているように見せることも可能なことも挙げられます。
また、簡単に取り外しが可能なので、様々な服で自由なコーデも楽しめます。顔まわりはファッションの中でも特に見られている部分なので、首周りが華やかでお洒落だと、全体の印象もだいぶ変わってくるのではないでしょうか。
付け襟はどんな世代にも使える優秀アイテム。子供用や幼児用に小さく作れば、スタイのようにもできます。ですが、近頃は若者や大人女子にも流行りのアイテムです。若者向けのファッションショップやアクセサリーショップなどに行けば、プチプラでも買うことができます。
しかし、やはりハンドメイドで作るのは思い入れが違います!付け襟は気軽に作ることができるアイテムで、作り方の本も沢山売られています。個人的には、いつか編み物での付け襟に挑戦したいという思いがあります。私はミシンは使いますが編み物はさっぱりできないので、編み物で付け襟が作れたら…という淡い夢があります。布製よりもニット製の付け襟は、ケープのように羽織る感覚で付けられますし、どこかヴィンテージ感も出るので、古着系が好きな方やアンティーク好きにもおすすめです。
と、いうことで、実際に今私は今付け襟の制作を実行中!
参考にしたサイトは以下になります。
「布・生地の通販サイト nunocoto fabric」さんのソーイングレシピ
(https://book.nunocoto-fabric.com/30851)
「うさこの洋裁工房」さんのソーイングレシピ
(https://yousai.net/)
簡単にできるといっても、丁寧に作ることが大切で、以上のサイトでは丁寧な作り方が紹介されています。手順を追ってしっかりと作れば長く使えますし、大切にしたくなりますよね。
そんなこんなで、今回は「私が今作りたい作品」でした!みなさんも思い思いの発想で、付け襟作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっとコーデの幅が広がりますよ。
(ライター ぬい)