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製作時のむくみ対策

ハンドメイド作品の制作は座っての作業が大半。座り仕事が多くなると、足のむくみが気になるかたも多いのではないでしょうか。

今回は悩ましい座り仕事でのむくみの対策について紹介いたします。

 

足のむくみの原因は?

むくみとは一般的に皮膚の下に水分が溜まっている状態を指し、老廃物などの余分な水分が体内にたまってしまっている状態。その原因のひとつは、長時間座った状態のままで過ごすことでの「血行の低下」であると考えられています。

座りっぱなしの状態は血行を悪化し水分が下半身に移動したままになることがむくみを引き起こします。動かないことで人体の7割を占めている下半身の代謝機能も低下、特に「第二の心臓」とも呼ばれているふくらはぎは、歩行時などに血液を足から押し上げる機能を担っており座りっぱなしだとポンプの役割も低下してしまいます。長時間座っていると、体重の大部分が椅子の座面にかかり続け、太ももやお尻が圧迫され血液の循環が滞りやすくなることでもむくみの原因に。

 

むくみ対策は?

むくみの防止には、大きく分けて4つの対策が考えられます。

①座りっぱなしをやめる

作業に集中してしまいついつい何時間も座ったまま作業を続けてしまう気持ちはわかりますが、目安として1時間に1度は立ち上がりましょう。飲み物を取りに行ったり、作業スペースと休憩の場所を変えることで移動するきっかけをつくるのもおすすめです。むくみたくないからと水分を控えるのではなく、こまめに水分補給をした方がトイレに立つ分デトックスと定期的に席を立つきっかけにもなるのでむくみの予防を手助けます。水分を摂る際はなるべく、ノンカフェインや常温のお水、白湯などを選ぶようにしましょう。

②こまめなストレッチ

休憩の際、立ち上がった状態でも座ったままでも構わないので、ストレッチをするとむくみの防止につながります。

ヨガなどのしっかりしたストレッチではなくても、床やイスに座った状態で足首を回すだけでもストレッチになります。座った状態でつま先を床につけたままかかとを上げ下げするだけでも、ふくらはぎを直接動かすことが出来ます。着用するだけでふくらはぎを加圧してくれる着圧ソックスは、直接的にアプローチをしてくれるむくみ予防の心強い味方です。

③足のマッサージ

休憩時にはマッサージもおすすめです。

ふくらはぎを揉んだりさすることでポンプ機能のアップを狙うことができます。ふくらはぎには「豊隆(ほうりゅう)」と呼ばれる、余分な水分を体外に出すサポートをしてくれるツボもあり、このツボをマッサージするとむくみの予防に効果があるといわれています。他にもリンパ節のある膝裏、くるぶし、足の裏はマッサージをするとリンパや血流を促す効果があるとされています。

④自然な姿勢を保つ

むくみの原因のひとつである足への圧力を軽減するためには正しい座り方を保つことも大切です。

深く腰掛けた際に足の裏がしっかり床につくようイスの高さを調整しましょう。イスが高すぎてかかとが浮いてしまうとひざや太ももの裏を圧迫することになり、低すぎると不自然に足を曲げた状態になり負荷がかかります。高さの調整にはオットマンの利用や、お尻の圧迫を緩和するためのクッションも活用しましょう。

 

さいごに

気になるむくみの予防にはストレッチやマッサージなど下半身の動きに対するアプローチだけでなく、定期的に立ち上がるなどの習慣化できるものもありました。

健やかに作品づくりを続けることが出来るよう、健康管理の一環としてむくみ予防にも取り組んでいきたいものですね。