【キャンピングカーキャンプ in 日本】
【キャンピングカーキャンプ in 日本】
「それだけ世界中の色々な場所に行っていて、今もどこかへ飛び出したくならないの?」
コロナで帰国してから2年半。そんな質問をよく投げかけられる。
私の返答はいつも
「飛び出したくなるけど、その度に飛び出してる」だ。
どんな場所で何をしていても新しい冒険をしたくなる我々が、日本で行った冒険のキャンプについて紹介させて頂きたい。
秋が冬へと染まっていく11月。
我々夫婦はとある計画に胸を踊らせていた。
それは「キャンピングカーを借りてキャンプに行こう」という新たな試みである!!
キッカケは公園で1歳の息子と遊んで疲れ果てていた時のことだ。
1歳児の体力って半端ない!
こんな様子で数年後、もっと大きくなった息子2人を連れてまた旅に出られるのか!?
そんな疑問が私の心に生まれたのである。
そもそも私の目標は「4年後の2026年、家族4人で世界旅へ出発すること」なので、常に世界旅を想定しながら生活しているのだ。
私と妻がしてきた世界旅は安いドミトリーを渡り歩きながらの生活で、治安の悪い地域や長時間の移動などもリュック1つで乗り越えてきた。
しかし子どもを連れて全く同じ旅のスタイルは維持できないだろう。
早速そんな話を妻にシェアしたところ生まれたアイデアが「キャンピングカー」である。
泊まる場所も移動時間の退屈も気にせず、家ごと走り出せるキャンピングカーはまさに理想。
我々は早速キャンピングカーをレンタルし、子どもたちを連れて週末の冒険に出ることにした。
出発は金曜日の夜。
早めに仕事を終わらせた私は足早に帰宅し、子どもたちと全力で遊ぶ。
ギリギリまで体力を削り、車の中ですぐ眠ってもらうためだ。
疲れきった息子を着替えさせ、キャンピングカーを走らせたところ…

ある・みる コラム_タカタナカ 2211 ②_①
即寝。
子どもは車の振動に弱いので、出かけている時なんかもチャイルドシートで寝てしまうことはよくあるけれど…
こうしてすぐに寝転んだ状態で寝かせられるのはありがたい!
(眠る体勢に関しては気にしないで頂きたい。彼は常にこうなのだ。)
というか振動が心地良すぎて私も途中いびきをかいていた。
運転してくれている妻よ。すまない。
夫婦でのドライブ時間を過ごした後、車を停めたのはとある海岸。
今日はここで車中泊だ。
キャンピングカーの中にはバッテリーが載っているので、ケトルを使って生後3ヶ月の次男のミルクも簡単に用意できる。
寒さを心配していたものの断熱性が高く、備え付けのヒーターは使わずに眠ることができた。
迎える朝。

ある・みる コラム_タカタナカ 2211 ②_②

ある・みる コラム_タカタナカ 2211 ②_③
足を伸ばして眠り、海から昇る太陽と共に目を覚ます。
これ以上素晴らしい車中泊があるだろうか。
いつもと違う景色に戸惑う子どもを眺めるのも親としては楽しい時間であった。
さらに素晴らしいのはバッテリーがあるため車内で調理ができること!
炊飯器を持ち込んで米を炊くことができるのだ!
キャンピングカーとしては当たり前なのだけれど、こうして海辺で目覚めて炊き立てのご飯が食べられるのは嬉しい。
その後はキャンプ場に移動したが、キャンプ場に炊飯器を持ち込んでいる家族は我々だけだった。
日本食が恋しくなる世界旅でもこれは重宝するに違いない。
キャンプ場に到着すると普通はテントの設営を始めるところだが、キャンピングカーなら設営も必要ないではないか!
外にテーブルと椅子を出すだけで、自然を満喫できるリビングの完成だ。
翌日はサファリパークへ。
動物が間近に迫る様子を車内の広い窓から眺めることができる。

ある・みる コラム_タカタナカ 2211 ②_④
それにしてもこの「キャンピングカー×サファリパーク」という組み合わせは最高で、沢山ある広い窓を子どもが移動しながら動物を楽しむことができた!
もしもここがナミビアのエトーシャ国立公園のように、サバンナの真ん中に車を乗り入れるような場所であれば景色はそのまま大自然!!
通常の車よりも圧倒的に見やすい状態で外の世界を堪能することができる!!
疲れてぐずり始めた子どもたちも、キャンピングカーならすぐ寝かしつけられる。
2人を寝かせた帰り道。
我々夫婦は「次の世界旅はキャンピングカーで決行しよう。」そんな話をしながら過ごしたのであった。
まとめ
世界旅という我々の目標への道はまだ長い。
子どもたちがある程度大きくなってから旅を始めたいという想いと、今すぐにでも新しい世界へ飛び出したい感情とのバランスが常に心で揺れている。
こうして4人で楽しめる方法を探しながら、自分たちに合った方法を模索して目標への道を進もう。
世界を楽しむ方法はまだまだ溢れている。
タカタナカ