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作品の魅力を伝える撮影方法を叶える4つのポイント

専門ECサイトなどで気軽にはじめることができる、ハンドメイド作品の販売。大切につくった作品の購入の決め手となる写真は、魅力的に撮影したいもの。しかしなんとなくで撮影した写真ではなかなかお客様の目に止まりにくく、販売数が伸び悩みがちです。

「作品を魅力的に撮影したいけど、撮影ボックスや一眼レフカメラは、なかなか手を出せない」

そんな悩ましい撮影について、スマホとプチプラアイテムで手軽に始める撮影方法を、アクセサリーなどの小物を題材に背景・証明・小物・撮影の4つのポイントでご紹介します。

背景のポイント【背景にひと手間かける】

まずは商品を撮影に欠かせない、背景のポイントです。

今回は100円均一などでも取り扱いの多い手芸用の布を使います。

布を選ぶ際はどんなアイテムの撮影をしても作品の邪魔にならない、汎用性のある無地のものがオススメです。真っ白ではなくても構わないので、なるべく白に近いオフホワイトや黄なりを選びましょう。

100円均一販売されている布は畳んだ状態のものが多く、手芸店で販売した場合でも畳んで収納していると折り皺が出来てしまいます。一見緩やかについているように見えても、カメラを通すと折り皺が目立ってしまうことが多いので、アイロンをかけるひと手間が大切です。

背景の布にアイロンをかけずに撮影

背景の布にアイロンをかけて撮影

照明のポイント【照明は作品の斜め奥から】

続いては照明に関するポイントです。
明るい雰囲気で撮影しようとして蛍光灯などの真下で撮影していませんか?確かに明るく写りますが、その分自分やスマホの影が入りやすく撮影アングルが限られてしまいます。
照明はなるべく左右どちらかの斜め奥から入るようにしましょう
撮影用のライトの代用にはクリップ式の自撮りライトがオススメです。直接商品にライトがあたらないように、少し距離をおいて撮影しましょう。

ライトを使用せず自然光で撮影する場合は、光が柔らかい午前中がオススメです。

蛍光灯の真下で撮影

左奥からの自然光で撮影

小物のポイント【作品と別の素材のものを選ぶ】

3つ目は小物について。

トレイや造花など背景の一部としての小物選びの際に気を付けたいのは作品の素材です。作品の素材と同じ質感の小物を選んでしまうと、作品が小物に馴染みすぎて質感の魅力が伝わりにくくなってしまいます
また、作品のサイズが小さい場合は質感と一緒にメガネや写真立て、アクセサリースタンドにセットするなど、大きさの比較が出来るものをレイアウトに加えるとサイズ感が伝わりやすくなります。

異素材の小物でレイアウト

撮影のポイント【ズームを適切に使う】

アクセサリーなどの小さい小物を撮影する際の悩みの一つは、ピントを合わせ難さではないでしょうか。

スマホの撮影モードに「マクロ」がある際はそれを使っていただきたいのですが、撮影対象が小さいからといってレンズを近づけすぎると、かえってピントが合いにくくなってしまいます。その場合はカメラを対象から少し離し、ズームを使用しましょう。ズームの倍率を上げるとその分画像が荒くなってしまうので、カメラの設定から撮影の解像度やサイズを上げ、画像加工で好きな範囲にトリミングをして使用するときれいに撮影が出来ます。

その他市販のスマホレンズや、ルーペ等も画像を荒くせずに撮影するのに効果的です。

ズームを使用して接写

ズームを使用せずスマホを近付けて接写

まとめ

作品の魅力を伝える撮影のポイントは、

ポイント
①背景にひと手間をかける
②照明は作品の斜め奥から
③小物は作品と別の素材のものを選ぶ
④ズームを適切に使う

の4つ。

この4つのポイントを押さえて、大切につくった作品を魅力的に撮影しましょう。